
日本のホープであり、WBSS覇者でもある「井上尚弥」の最終標的となっているフェザー級。かなりシビアな、競争率の高い階級です。今回は、そんなフェザー級の最強選手を詳しく紹介。
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フェザー級とは
ボクシングは、ミニマム級からヘビー級まで17の階級に分かれますが、フェザー級は7番目に軽い階級です。
体重は55.34~57.15kg、身長はほとんどの選手が164cm〜173cmの間です。軽い方ではありますが、強烈なパンチ力を誇る選手も多くシビアな階級と言えます。
現フェザー級最強選手
1位:現WBAスーパー王者 レオ・サンタ・クルス
- 身長: 171 cm
- リーチ:178cm
- 元IBF世界バンタム級王者
- 元WBC世界スーパーバンタム級王者
- 現WBA世界フェザー級スーパー王者
- 世界3階級制覇王者
- プロ戦績:38戦36勝1敗1引き分け19KO
- 国籍:メキシコ
レオ・サンタ・クルス選手は多種多様なパンチを繰り出すという特徴があります。ジャブやストレートはもちろん、アッパーやフック、ボディそれぞれの威力が階級以上です。
さらに、打ち合いにも強いため、メンタルの強さが伺えます。決して下がったりすることなく、相手が来たら自分も正面から戦うという姿勢がファンを魅了します。
後半になっても、パンチの威力は落ちず、スタミナ面も申し分ないです。
2位:現WBCフェザー級王者 ゲイリー・ラッセルJr
- 身長: 165 cm
- リーチ:163cm
- 現WBC世界フェザー級王者
- プロ戦績:32戦31勝1敗19KO
- 国籍:アメリカ
とにかくスピードが桁違いな選手です。この階級でトップではないでしょうか。
身長もこの階級の中では低い方で、外国人選手の中では珍しくリーチが身長より短いですが、圧倒的なパンチスピードで高い勝率を誇ります。
サウスポーであるため、右フックでのKOが多いです。相手の、わかっていても対応できない痛々しさを感じる試合が多いですね。
3位:現WBCフェザー級王者 アブネル・マレス
- 身長: 165 cm
- リーチ:168cm
- 現WBC世界フェザー級王者
- 元IBF世界バンタム級王者
- 元WBC世界スーパーバンタム級王者
- 元WBC世界フェザー級王者
- 元WBA世界フェザー級王者
- 世界3階級制覇王者。
- プロ戦績:35戦31勝3敗1引き分け15KO
- 国籍:アメリカ
アブネル・マレス選手はアマチュアとプロのキャリアによる経験を活かした、バランスの良い戦い方をします。
技術の高さから、接近戦でかなり力を発揮します。ウィービングなどディフェンスもうまいためですね。ファンからも人気の高い選手と言えます。
ただ、2019年の網膜剥離がその後の試合にどこまで影響してくるか、そのスター性だけに心配されますね。

4位:現WBA暫定王者 ヘスス・マヌエル・ロハス
- 身長: 170 cm
- リーチ:173cm
- WBA世界フェザー級暫定王者
- プロ戦績:33戦27勝3敗2引き分け1無効試合20KO
- 国籍:プエルトリコ
ヘスス・マヌエル・ロハス選手は接近戦での勝負が多いですね。
相手に頭をくっつけて、ボディやフックで攻めるのが得意です。気持ちの強い選手とも言えます。
暫定王者であるのは、初防衛戦で相手のジョセフ・ディアス選手が計量オーバーしてしまった上で試合を行って、敗北を喫したからです。
5位:現WBA正規王者 オスカル・バルデス
- 身長: 166 cm
- リーチ:168cm
- 元WBO世界フェザー級王者
- WBA世界フェザー級正規王者
- プロ戦績:25戦25勝20KO
- 国籍:メキシコ
現在負けなしのオスカル・バルデス選手。
軽量級、アマ出身とは思えない重いパンチでファンを魅了します。そのKO率は驚異の8割。
フットワークは軽く、コンビネーションの速い回転を使ったパンチが特徴です。他の選手と比べてもスタミナ、技術のレベルが高いと言えます。