
コロナウイルスの影響で、大学の授業がオンラインになって、4ヶ月が経とうとしています。これまで、「大学に行って授業を受ける」という形式は当たり前でした。ですが、それが当たり前ではなくなった今、その現状とはどういったものなのか話していきます。
大学でのオンライン授業の形式
教授が一方的に授業するパターン

ZOOMやTEAMSといったアプリを使って行われる形式が最も多いです。その中でも、受講者が50人を超えるような授業では、教授が一方的に話すという形になります。
ZOOMであれば受講者側の音声とムービーが入らないようにして、ひたすら教授の話を聞きます。そして、授業の最後に質問があれば、音声のミュートを解除して質問します。
そんな形式のメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット
- 自由度が高い
- 感染症を防げる
- ストレスフリー
- 自分のタイミングで集中できる
デメリット
- 緊張感がない
- 聞き取りにくい時がある
- 通信障害が起こりうる
- 質問に制限がある
時々アクセスが難しくなるのは困りますが、健康や自主的な学習においてのメリットは大きいですね。
教授と生徒のやり取りがあるパターン
英語や心理系の授業など、生徒の考えを聞くことが重要視されるような授業では、教授の質問に対して、生徒が答える形になります。
よく使われるZOOMでは、当てられるたびに音声のミュートを解除して発言することになります。少人数の授業ではこの形式を取られることが多いです。
「何時何分までにこの問題を終わらせてください」といったアナウンスを送れるため、生の授業と遜色ない。
このパターンの授業を受けて、特に遠方から大学に通っている方は「大学に通う意味」について考えさせられたのではないでしょうか。そんな授業のメリット、デメリットはこのようになります。
メリット
- 自分の意見に対しての反応がわかる
- メリハリができる
- 意思の疎通が図れる
- 分かりやすい
デメリット
- 通信障害が起こりうる
- 自分の意見の誤りが多数の生徒に拡散される
この形式で受けてみて、授業はやはり、行う側と受ける側で作られていくものだということを実感しましたね。

音声ファイルとスライドで自主学習するパターン
中には、通信障害が起こることを考慮して、音声ファイルとスライドで学習する授業もあります。
こう行った形でも、スライドに手書きの補足があったり、詳しい資料があったりするため、すごく分かりやすかったように思います。
本当に良い授業は質問が出ないというのを聞いたことがありましたが、本当かもしれません。
メリット
- 自分のタイミングで受けられる
- 分かりやすい
- 資料が丁寧なので復習しやすい
- 集中しやすい
デメリット
- 音声ファイルと資料の両方に集中しないといけない
- 質問がしにくい
個人的には、生徒に理解してもらおうという配慮を感じ、ありがたい形式でした。ですが、改めて、大学に行くこと・大学という施設の意味について考えましたね。
まとめ
今回のオンライン授業でわかったことは、これまで当たり前だった、必要だと思われていたものが実は不必要であることが意外と多いことです。
例えば、
- 大学に行って授業を受ける意味
- 生の授業では資料が乱雑になりがちであること
- テストも生でなくても受けられること
ですね。風邪が流行る冬などでも取り入れるのは、良いことではないかと思いました。なんでもそうですが、この状況への対策を他のことにも活かすことを大切にしたいですね。