
戦績は50戦無敗。史上初めて、無敗のまま5階級制覇を達成した、フロイド・メイウェザー・ジュニア。
誰から見ても、超人であり、スーパースターであることは間違いありません。
では、実際、そんな彼の何がすごいのか。今回は、3つの項目からボクシング経験者が徹底解説します。
メイウェザーのプロフィール

- 生年月日:1977年2月24 日
- 国籍:アメリカ合衆国
- 身長:173cm
- リーチ:183cm
- 戦績:50戦無敗(27KO)
それでは、メイウェザーのすごさを見ていきます。
ディフェンス
スーパーフェザー級のときは、KOが多かったメイウェザーですが、ウェルター級に階級を上げてからは、ほとんど判定勝ちになりました。
その大きな理由の一つが、天才的なディフェンスです。
L字ガード
最も有名なのが「ショルダーロール」ですね。よく、L字ガードと呼ばれています。
前の肩でフックやストレートから顔やあごを、前の肘でボディーをガードします。後ろの前腕でも攻撃を防ぐことができます。
他の選手もよく用いますが、メイウェザーはダントツで上手です。
メイウェザーは、このディフェンスから、カウンターを合わせるのも上手く、相手選手はうまく対応できないことがほとんどですね。
プルカウンター
「スリップカウンター」もよく使うディフェンスの一つです。プルカウンター、リーンバックとも呼ばれます。
相手のパンチがきたら、上半身を反らして避けて、自分のパンチを合わせるという技です。
移動距離を大きくしすぎず、カウンターをしっかり合わせることを意識しています。方向について、後ろだけではなく、左右にずれたり、様々なパターンがあります。
スピード
スピードに関しても、神がかっています。
具体的には、
- パンチスピード
- 反応のスピード
- ステップのスピード
ですね。パンチスピードは、素人目にもわかりますし、特に体格差のある相手との戦いでは反応スピードも生きていることがよくわかります。
ステップなどの移動も素早く、的をなかなか絞らせません。
ファイトマネー

無敗で5階級制覇しただけあり、ファイトマネーの額も異次元となっています。
- マクレガー戦:約300億円
- パッキャオ戦:約200億
このような額となっており、試合の盛り上がりも、かなりのものです。
ファンに見たいと思わせることができるというのは、大きな魅力があるということであり、やはりスーパースターですね。
