
「日本の食品であれば安心・安全」
多くの方がそう思い込んではいませんか?
ですが、実際は日本で普通に使われているのに、アメリカやEUでは禁止されている着色料というものが存在します。
それらを知らずに、食品選びをするのはかなりの損ですよね。そこで今回は、そういった着色料でよく使われているものをご紹介します。
日々の食品選びに参考にしてください。
有害な着色料が日本で使用されている理由

日本の食品添加物で日本政府が認めているものは、約1500種類だと言われています。
それに対して、アメリカで認められているものは約130種類で、イギリスでは約20種類と、日本で認められている添加物の多さに驚かされます。
では、なぜ日本はそんなにも多いのでしょうか。
それは、以下の理由から規制が緩くなってしまったからです。
- 価格競争が激しいから
- 日本人の味覚が敏感だから
- 衛生面に厳しいから
このように、日本人の性格や特徴が大きな理由だと言われています。
では実際に、注意すべき着色料とは?
赤色○号
赤色2号(アマランス)
アメリカや北欧では、禁止されています。なぜなら、
- 発がん性
- 不妊
- アレルギー症状
といった有害性があると考えられているからです。ですが、日本では、ゼリーやアイス、かき氷のシロップによく使われています。
赤色3号(エリスロイシン)
こちらもアメリカでは禁止されていますが、日本では普通に出回っています。
以下のように、体への害をもたらすと言われているからです。
- 発がん性
- 染色体異常
- 赤血球減少
- 成長抑制
染色体にまで影響する怖い着色料です。日本では、お菓子類や福神漬け、かまぼこなどに使われています。
赤色40号(アルラレッドAC)
EUでは、子供の摂取を控えるように言われています。
それもそのはず、
- アレルギー症状の誘発
- 腎臓に有害
- 多動性障害
となる可能性があるからです。日本では、キャンディや清涼飲料水に使われています。
赤色102号(ニューコクシン)
アメリカやカナダ、ベルギーでは使用が禁止されている着色料です。
- 肝機能低下
- アレルギー症状
- 遺伝子の突然変異
を引き起こす可能性が高く、注意したい着色料です。日本では、菓子類やソーセージ、漬物に使用されていることが多いです。
赤色104号(フロキシン)、赤色105号(ローズベンガル)、赤色106号(アシッドレッド)
驚くべきことに、104号〜106号は日本以外のほとんどの国で禁止されている着色料です。
104〜106号は似た性質を持っており、
- 発がん性
- 遺伝子損傷性
- 変異原性
- 染色体異常
といった悪影響をもたらしてしまうと言われています。日本では、菓子類やソーセージ、ハム、漬物に使用されています。本当に気をつけたい着色料です。
黄色○号
黄色4号(タートラジン)
ノルウェーやスウェーデンでは禁止されていますが、日本ではよく目にする着色料です。体への悪影響としては、
- 胃炎
- 下痢
などを引き起こす可能性があります。日本では、たくあんやキャンディ、アイスクリームによく使われているため注意が必要です。
黄色5号(サンセットイエローFCF)
ヨーロッパの多くの国では使用が禁止されています。なぜなら、
- アレルギー症状
- 体重減少
- 下痢
を示す実験例があるからです。日本では、菓子類や清涼飲料水、漬物によく使われています。
