
スピードとテクニックの階級、スーパーバンタム級(53.524〜55.338kg)。
井上尚哉選手が次に世界を狙う階級としても有名です。
今回はそんな階級の現最強ランキングをボクシング経験者が徹底分析し、ご紹介します。
第1位:レイ・バルガス
- 身長:179cm
- リーチ:179cm
- 獲得タイトル:IBF世界スーパーバンタム級ユース王者、WBCインターナショナルスーパーバンタム級ユース王座、WBC世界スーパーバンタム級ユースシルバー王座、WBCインターナショナルスーパーバンタム級シルバー王座、現WBC世界スーパーバンタム級王座(防衛5)
- 戦績:34戦34勝無敗22KO(KO率:64.7%)
- スタイル:オーソドックス
- 出身:メキシコ
- 生年月日:1990年11月25日(29歳)
この階級の中では、かなり高い身長のバルガス。
身長が高いとスピードが落ちがちなのですが、バルガス選手はスピードがあり、かなり怖い選手といえます。
さらに、ステップやアッパー、カウンター、しっかり踏み込んで打つパンチが得意で、試合の決定力もあります。
それだけにファンからの支持も熱く、人気のある選手です。日本人なら、こういった高身長の選手と井上尚弥選手がどう戦うのか気になる人も多いはずです。
第2位:ムロジョン・アフマダリエフ
- 身長:166cm
- リーチ:173cm
- 獲得タイトル:WBAインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座、WBA世界スーパーバンタム級スーパー王座(防衛0)、IBF世界スーパーバンタム級王座(防衛0)
- 戦績:8戦8勝無敗6KO(KO率:75%)
- スタイル:サウスポー
- 出身:ウズベキスタン
- 生年月日:1994年11月2日(25歳)
アフマダリエフは、まだ8戦の若いボクサーですが、着々とキャリアを積み上げています。
自分でも「私の特徴は、総合力だと思う。ファイトもできるし、賢く戦うこともできる。」と発言しているだけあり、バランスの良い選手です。
特に、コンビネーションである左右のフックや上下の打ち分けがうまくこれからが楽しみな選手です。
第3位:エマヌエル・ナバレッテ
- 身長:170cm
- リーチ:183cm
- 獲得タイトル:現WBO世界スーパーバンタム級王座(防衛4)
- 戦績:30戦29勝1敗25KO(KO率:83%)
- スタイル:オーソドックス
- 出身:メキシコ
- 生年月日:1995年1月17日(25歳)
井上尚弥にも勝てる、と評価に高いナバレッテ選手。
この階級の中ではダントツに高いKO率からも、その意見が上がるのも仕方のないことかもしれません。
手が長く、ボクサーとして恵まれた体格でありながらも、接近戦でフックやアッパーをうまく出すことができます。
もちろん、その手の長さを生かして遠い距離からでもパンチを出すことができるため、かなり手強いといえます。ディフェンスもうまく、相手の攻撃にもうまく対応できます。
第4位:ブランドン・フィゲロア
- 身長:173cm
- リーチ:183cm
- 獲得タイトル:WBA世界スーパーバンタム級暫定王座(防衛2)
- 戦績:21戦20勝無敗1引き分け15KO(KO率:71%)
- スタイル:オーソドックス
- 出身:アメリカ合衆国
- 生年月日:1996年12月29日(23歳)
23歳の若さでありながら、かなりのキャリアを持つフィゲロア。
体のパワー、パンチ力があり、どんどん前にせめていくファイタータイプです。とにかく、攻めて攻めて攻めまくるため、かなり盛り上がる試合をしてくれます。
上下にしっかりと打ち分けられること、ストレートの大きい威力が最大の特徴です。
第5位:アンジェロ・レオ
- 身長:168cm
- リーチ:175cm
- 獲得タイトル:WBO世界スーパーバンタム級王座(防衛0)
- 戦績:20戦20勝無敗9KO(KO率:45%)
- スタイル:オーソドックス
- 出身:アメリカ合衆国
- 生年月日:1994年5月15日(26歳)
アマチュアでの経験を活かし、いまだに無敗のレオ。
接近戦でファイトすることもありますが、基本的には自分の距離を守って確実に勝とうとする選手です。
KO率は低いものの、軽やかなフットワークで相手選手は戦いにくいこと間違いなしです。まだ無敗ということで、ビッグマッチに期待がかかります。
