
特に近年、急速に高まりつつある英語の需要。
英語に力を入れていなかった人までも、学習を始めるというケースも多いようです、そんな中で頼りにされがちな「多読」という学習法。
ですが、周りの英語上級者は取り入れていなかったという声が多いです。そこで、今回は「英語の多読は意味ない!?」というテーマで話していきます。
なぜ多読が良いとされたか

多読がよしとされた理由としては以下のようなものが考えられます。
- 英語は言語だから慣れが大事
- 多く触れれば処理速度が上がる
- 量をこなせば、苦手意識が無くなる
量が学習において、重要な一つの要素であることは間違いありません。
ただ、そればかりを気にしすぎると、もっと大切なことを見落としてしまい、学習スピードを落としかねません。
英語の多読は実際のところ○○

英語の多読は、学習者のレベルによって付き合い方が大きく変わります。何も考えず、多読に飛びつくのは、その後の学習でかなり損をしてしまいます。
英語初級者・中級者の多読との付き合い方
英語初級者は、多読よりも
- 今の英語力を知る
- 英単語や英熟語の暗記
- 英文法を学習
の順に、これらを行うべきです。というのは、英語の知識があまりない状態で多読をしても、「ただの目の運動」にすぎないからです。
英語上級者の多読との付き合い方
語彙力もかなり上がり、読解力もついてきたという段階に達したら、英語の多読を行なっていくべきです。
ただ、これはかなりのレベルに達した場合です。
ゼロから英語学習を始めて、どんなに効率が良くて時間を取れた人でも1年やそこらで多読が必要なレベルには達しません。
もし、そのレベルに達したとしても、英語の多読にはいくつか問題点があるため注意が必要です。
英語の多読における問題点
多読の大きな問題点として、
内容を理解せず、スピードだけ意識して読み進めてしまいがち
ということがあります。とにかく量だ、慣れだと考えることで意味のない時間を過ごしてしまうケースが多いです。
多読の具体的な方法

では、かなりのレベルに達して多読をしようと思ったらどうすれば良いのでしょうか。
以下のように準備していってください。
- 自分の読解力で楽に読むことができる洋書を購入する
- 時間と量を決めて読む
- それを必ずチェックするようにする
- 内容を把握できているか確認する
- これを定期的に行う
特に重要なのは、3.4.です。
先ほども話しましたが、ただの目の運動にならないようにするということは常に頭に入れておくようにしてください。
