
モンスターの異名を持ち、日本ボクシング史上最強にして最高傑作と評される、井上尚弥選手。
彼はこれまで19戦19勝16KOのたかいKO率を誇り、パンチ力にかなりの定評があります。
実際のところ、それにはどんな理由があるのでしょうか。ボクシング経験者が分析し、解説していきます。
フィジカル
この背筋を見ても分かる通り、かなりフィジカルトレーニングを重視しています。具体的には、上の背筋に効かせる懸垂、
上動画のロープトレーニングや体幹トレーニング、砂浜ダッシュがあり、どれも強度がかなり高いです。
正確な当て勘
井上尚弥選手は、KOシーンについて、
「ジャブが入った瞬間、あ、これもう、試合終わるなと思った」と述べています。
これがまさに、「当て勘」です。
井上尚弥選手は、距離感の認識能力が高く、試合を決定づけるパンチをかなりの精度で出すことができます。
これは、スパーリングなどの実践練習によってしか鍛えられないと言われており、豊富な練習の賜物とも言えます。
足腰の強さ
井上尚弥選手は、普段から1、2時間は走っているそうです。
それに加えて、砂浜ダッシュや合宿での走り込みを行なっているため、かなり足腰が強いです。
体重を乗せて、強いパンチを打つためには、かがんだ体勢で腰から打つ必要があるため、足腰はかなり重要です。
メンタル
ドネアの左フックを受けながらも目をガードしたり、冷静に距離感を測ったりできる冷静さはかなりのものです。
これだけ勝ち続け、強くても天狗にならず、毎日コツコツ継続できる、これがチャンピオンたる所以ですよね。
これからもこの強靭なハートで、上の階級でも勝ち続けて欲しいです。
