栄養豊富で、料理に使いやすいことで知られる、玉ねぎ。
ですが、実際にどんな栄養が含まれているか、知らない方は多いのではないでしょうか。
今回は、その解説と簡単なレシピをご紹介していきます。
玉ねぎの栄養
硫化アリル

聞きなれない栄養素かもしれませんが、健康には欠かせない栄養素です。
効果としては、血液をサラサラにして、血圧を下げたり、動脈硬化・心筋梗塞を防ぐといったことがあります。
また、血行をよくしてくれるので、冷え性にも効果を発揮します。
カリウム
カリウムは日々の活動に活きてくる栄養素です。
足がつるのを防いだり、むくみを改善してくれるという効果があります。
定期的に摂りたい栄養素の一つです。
ケルセチン

こちらもあまり聞きなれないかもしれません。
ですが、効果は多く、肌を紫外線から守ったり、脂肪を燃焼してくれたりといったものがあります。
抗炎症作用も嬉しい効果ですね。
アリシン

アリシンには、まず、殺菌作用・抗酸化作用があり、風邪を予防したり食中毒を予防する効果があります。
さらに、疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収を促進してくれます。
この季節には嬉しい栄養素です。
扱う際の注意点
保存方法
玉ねぎは、常温で風通しがよく、湿度が高くない日陰で保存するのが基本です。
ただ、保存期間が長期間に及んでしまうと、傷んだり目が出てしまうため、冷凍保存も一つの方法です。
栄養が減ってしまう心配もありません。
水にさらしすぎない
栄養を効率的に摂取するために、水にさらしすぎないということが重要です。
水溶性ビタミンや、硫化アリルを流してしまわないために、短時間で、さらすくらいにしておきましょう。
賞味期限

玉ねぎは日持ちするといっても、野菜ですからなるべく早く食べたいもの。
実際、正しく保存すれば2ヶ月ほど、冬場は1ヶ月ほどもつと言われています。
この期間を目安に、早めに食べることを心がけましょう。